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「僕に嫌がらせをするために、わざとやった!」

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最近、ちょっとしたことで、下の子(小4)が上の子(小6)に、

  • 「僕に嫌がらせをするために、わざとやった!」

と言って突っかかることが目立つようになりました。

 

話を良く聴くと、「怪我しているところに、たまたま手が当たった」という感じのことばかりで、上の子に悪意はないように思えます。

 

ですから、

  • 「この世の中、お前にわざと嫌がらせをする人なんか、ほとんどいないんやで」
  • 「兄ちゃんが、お前にわざと嫌なことするはずないやろ」

などと言い聞かせてみました。

 

しかし、事態が好転する気配はあまりありません。

ことある毎に、「僕に嫌がらせをするために、わざとやった!」と感じてしまうようです。

 

上の子がいくら謝っても怒りは治まらず、「謝ってない、ちゃんと謝れ!」と言い続けます。

 

そんなやりとりの繰り返しに、ウンザリした母親は、

  • 「お前は、どうして、そんなにひねくれたものの見方をするんだ!」

と下の子を責めます。

 

「責める」のはともかく、まぁ、それが普通の認識だと思います。

 

これを、ちょっと別の角度から考えてみます。

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「僕に嫌がらせをするために、わざとやった!」と感じてしまう原因としては、次のようなことが考えられます。

  • 現在、別のところで、そのように感じるようなことを繰り返し経験している
  • 過去に、そのように感じるようなことを繰り返し経験していた

 

そこで、まず、「学校で、嫌なこととかないのか?」、「学校で、いじめられたりしていないのか?」と尋ねてみました。

 

「そんなことはないよ、学校は楽しいよ」という答えが返ってきました。

とりあえず、一安心です。

 

ということは、怪しいのは過去の経験である可能性が高まりました。

 

過去の記憶をたどってみると・・・

 

ありました、原因になりそうな時期が。

 

今から2年くらい前のことです。

近所の兄弟と、うちの兄弟が遊んでいると、下の子はその弟に意地悪をされて、毎日、泣きながら帰ってきていた時期がありました。

下の子が帰ったあとも、残された3人は、遊び続けていました。

 

私は、泣きながら帰ってきた下の子を抱きしめて、泣かせてあげました。

しばらく、そうしていると、機嫌良く一人で遊び出すこともありましたし、「じゃ、遊びに行ってくる」と、また、上の子と兄弟たちと合流しに行くこともありました。

ですから、心の傷にはなっていないのだろうと思っていました。

 

でも、その時期のことが、心の傷となって、最近の「僕に嫌がらせをするために、わざとやった!」と感じてしまうところに結びついている可能性が考えられます。

 

ちょっと専門用語を使うと、

  • 「僕に嫌がらせをするために、わざとやった!」と感じるのは、その頃の経験による転移感情が原因

と解釈できます。

 

転移感情とは、その頃に解消できなかった感情が心のどこかに残っていて、似た場面に遭遇すると、その場の状況によって生じる感情よりも前に、蘇ってしまう過去の感情です。

 

催眠療法をやっていたときの経験を踏まえて、もう少し考えてみます。

 

10年後、20年後を推測すると、例えば、次のような問題を抱えてしまう可能性が考えられます。

 

「なぜか、兄のいうことを素直に聴けずに、僕を何かに陥れようとしているように感じてイライラしてしまって、うまく付き合うことが出来ないんです。どうしたらうまく付き合えるようになるのでしょう?」

 

そのようなときに、催眠療法で、まず、焦点が当たるのが、

  • 「近所の子供に意地悪をされるのが嫌だった。」

というところです。

 

下の子の場合、たぶん、その部分の気持ちは、その時に意識化できており、意識化された気持ちは、私に抱きしめられながら散々泣きわめいて解消していたし、意地悪をしていた子とも最近は仲良く遊んでいるようなので、あまり問題ではないのかなって思っています。

 

催眠療法で、次に焦点が当たるところがあります。

何だと思いますか?

 

下の子が意地悪をされていた状況を、もう一つの視点から見れば、

  • 「僕が、こんなにつらい目に合わされているのに、兄貴は、僕を助けることもしないで、そんな相手と仲良く遊んでいる」

と感じられたことだと想像できます。

 

ですから、意識化できていない気持ちとして、例えば、次のようなものがあったと考えられます。

  • どうして、あのとき、僕を助けてくれなかったんだ!
  • どうして、あのとき、僕に意地悪をするようなやつと仲良くしたんだ!
  • お前も、あいつが僕に意地悪をすれば良いと思っていたんだろ!
  • 僕に謝れ!

 

それらの気持ちが未解消のまま残ってしまっていることが、現在の問題につながっている可能性が考えられます。

 

催眠療法では、

  • イメージの中の兄に、これらの気持ちをぶつけることで気持ちを済ませる
  • 気持ちが済んだ後に、兄に悪意はなかったことに気づく

という流れをたどることが多いです。

そして、その結果、日常の生活でも、兄に対する転移感情が弱まります。

 

さて、これらを踏まえて、今の自分の子供たちにしてあげられることは、何なのでしょう・・・?

子供たちに、こんな話しても分かりませんからねぇ・・・。

 

しばらくは、これらを意識しつつ、見守っていこうと思います。

 

【 参 考 】

 

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