人によって安心する感覚
家庭の機能
「子供を守る」とは、子供の何を何から守ることなのか?(私の理解した心の全て)で、
子供を守るとは、
- 子供たちの心が弱った状態に陥ることから守ること
- 出来事の予防ではなく、出来事の後の心に手当てをすること
ということを説明しました。
これが子供との関わりの中で親やまわりの大人が果たすべき役割です。
逆に、そのような大人が存在する場所は、子供の心が守られる場所だということができます。
その最も代表的な場所が、家庭、もしくは、家庭に代わる場所です。
この「家族の守り」の強弱が、子供の心の成長に与えると予測される影響を図で説明します。
家族に守られている感覚が大きいと、子供は、自分自身で自分守る必要性をあまり感じずに過ごすことができます。
この「自分自身で自分を守る」という感覚は、自分と他人を区切るバリアのような働きをします。
「自分自身で自分を守る」という感覚が弱ければ、自分と他人をそんなに明確に区切り必要はありません。
ところが、「自分自身で自分を守る」という感覚が強ければ強いほど、自分と他人(もしくは、外の世界)は分離されていくことになります。
それを、図にすると次のようになります。
このような家庭の雰囲気によって、家庭以外での人間関係の傾向性が変わってくると考えています。
その基本的な親の行動は、子供を「そうかそうか」と抱きしめてあげることです。
詳しいことは、親に与えられた最大の権利 の説明を参考にしてください。