心を楽にするために振り返る子育て

「抱き癖」は良くない

なぜか、私の頭の中に「抱き癖は良くない」、「抱き癖がつかないようにしなさい」といった言葉が記憶されています。

これは、何歳くらいの子供に対する言葉なのでしょうか?

ネットで調べてみると、どうも赤ちゃん(乳幼児)に対することのようです。

しかし、なぜ、抱き癖がつくと良くないのかが分かりません。

詳しく調べていないので、一般的な意味は分かりませんが、私は、

  • 親が、簡単に抱っこしてしまえば、赤ちゃんを抱っこする煩わしさから、いつまでも開放されない。
  • 抱っこしなければ、赤ちゃんはあまり抱っこされることを求めなくなるから、親は楽だ。

というニュアンスを感じています。

大切な幼児期

このホームページや関連サイトで、「幼児期の体験が、成人の心を苦しめることにつながる」というカウンセリングでの経験をもとに、「子供を苦しみを抱え込まない大人に育てる」という視点で文章を書いてきました。

その結論は、何度も書いていますが、次の2つです。

  • 子供が泣いていたら抱きしめる
  • 子供が喜んでいたら抱きしめる

逆に、

  • 子供が泣いていても放置する
  • 子供が喜んでいても放置する

を続ければ、子供に苦しみと共に生きる人生を与えることになるのは、ほぼ間違いないだろうと考えています。

これは自分の子供時代の経験でもあり、また、カウンセリングを通して多くの方々からのお話から導き出されたことでもあります。

幼児期のポイントから乳幼児期を推測する

理屈は説明できませんが、幼児期に関する考えを踏まえて、新生児期~乳幼児期へと遡ってみると、

  • 赤ちゃんが泣いたら、「抱き癖」とかいう訳の分からないことは考えずに、できるだけ速やかに抱き上げる

ということが正しい対応だと思えます。

乳幼児から幼児に成長したとき、父親と母親のどちらになつくのでしょうか?

これは、自分の経験からなのですが、「新生児~乳幼児」の時期にたくさん抱っこしてあげた親になつくと感じています。

幼児期以降は、その後の親との関係性で、なつく親も変化していきますが、自分で歩き、言葉も少し話せるようになった頃には、そのような差がありました。

我が家では、上の子を私が、下の子を妻がよく抱っこしていたのですが、下の子が私になつくようになるまで、結構、時間が掛かりました。(1年以上かな?・・・)

この幼児期初期に「なついている」というのは、

  • 「その人と一緒にいると安心できる」ということを体験を通して覚えている

ということだと考えます。

そういう理解の下、

  • もし、「抱き癖がつく」とかいう理由で、泣いていてもあまり抱き上げてもらえずに、成長したらどういう影響があるのだろう?

と考えてみました。

きちんと研究したわけなので聞き流して欲しいのですが・・・・

もしかしたら、

  1. 子供が母親にも父親にもなついていない状態から、幼児期のコミュニケーションが始まってしまう
  2. 親は「うちの子は第一次反抗期だ」という思考を始める

という流れで、苦しい子育てになってしまうのかもしれません。(反抗期については、当サイトの 反抗期 の説明を参考にしてください。)

結論

といったことから、

  • 「泣いている赤ちゃんは、できるだけ速やかに抱き上げてあやす方が良い」

というのが私が思う結論です。

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