これ、やってしまいがちなことだと思います。
でも、冷静に考えるとちょっとおかしい・・・・。
上の図では、親が少し奇妙です。
なぜ、子供は「おやつを食べたい」と言っただけで、怒られなければならないのでしょう?
子供は、気持ちを言っただけで、おやつをまだ食べていません。
まだ、まだ 何も悪いことはしていないのです。
悪いことはしていないのですから、穏やかな口調で言うならともかく、強い口調で叱り付けるのは、ちょっと違うような気がします。
しかし、毎日毎日子供と接していると、親は、その後の展開が色々と、かなり高い確率で予測できてしまいます。
そして、(予測した)その後の展開が煩わしいと感じれば、上の例で、いくら子供が「後で騒がないから・・・」と懇願したとしても、「どうせ、後で騒ぐんだから、我慢しなさい!」と怒鳴ってしまうことになります。
そんな親の気持ちは、とてもよく分かります。
このとき、親の頭の中には、
- 後になって、「また、おやつを食べたい!!」と騒いでいる子供が、あたかも自分の目の前にいるかのような生々しいイメージ
があります。
ということは・・・・
実は、怒られているのは、親の頭の中にあるイメージの中の子供ということになります。
目の前の子供は、まだ、怒られるようなことはしていません。
だから、きっと、子供は、どうして自分が怒られるのか、イマイチ理解できていないのではないかと思います。
そのようなこと(親のイメージの中の子供のこと)で怒られる頻度が高いと、子供は「自分の気持ちを言えば怒られる」という感覚を身につけてしまい、自分の気持ちを相手に伝えずに、勝手に我慢するような傾向を持つようになるのではないかと思います。
あなたが向き合っている子供は、
- 目の前にいる子供ですか?
- それとも、あなたのイメージの中の子供ですか?
これからは、次のように心がけてみようと思っています。(私には難易度が高そうですが・・・)
- 子供が約束したら、その約束を信じる
- 「どうせ約束を破るのだから・・・」と勝手に想像してしまい、まだ、約束を破っていない子供は叱らない
- 子供がその約束を破ったときには、叱る
結局、「子供が約束を破って叱る」ってことにはなりそうですが・・・(汗)
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