親自身を子供こ頃からの我慢や頑張りから解放する方法
子供の頃からの我慢や頑張りから解放する方法
インナーチャイルドといっても、実際に、自分の中に『インナーチャイルド(内なる子供)』というものが存在するということではなく、手法の中でも便宜上用いる用語です。
ただ、実際にやってみると、なぜか、自分の中にいる「子供の頃の自分」が救われるような感覚は感じます。
自分でやるときのイメージを少し説明します。
- 深呼吸を何回か繰り返します。
- 目を閉じて、子供の頃の自分をイメージします
- 例えば、イメージした子供の頃の自分に、「●●ちゃん、よく頑張ったね・・・」と心を込めて何度も繰り返し伝えます
それだけです。
複雑な言葉は要りません。
「●●ちゃん、よく頑張ったね・・・」とか「●●ちゃん、ありがとう・・・」といった言葉で十分です。
もし、「お兄ちゃん」とか「お姉ちゃん」とか呼ばれていたときは、それ以外の呼んで欲しかった呼び方を使ってみて下さい。
そんな言葉を繰り返していると、子供の頃の気持ちが、ふぅ~っと湧き上がるように思い出されるタイミングが訪れ、心の底から泣けてきます。
泣けてこないうちは、子供の頃の悲しい気持ちや我慢・頑張りを、まだまだ理解できていないのかもしれません。
できれば、泣けてきたときに、誰かにそばに居てもらって背中をさすってもらうと良いでしょう。(一人孤独に泣くほどつらいことはないのですから・・・)
インナーチャイルドの癒し的なことを、以前文章で表現してみましたので、参考にしてみて下さい。
■心のショートストーリー
ポイントは、自分のイメージの中にいる「子供の頃の自分」に、「今まで、自分のこと、一生懸命に守ろうとしてくれて、ありがとう。一生懸命に頑張ってくれてありがとう」って心を込めて伝えようとすることです。
子供の為だけに頑張り過ぎると、逆に、子供に感情をぶつける行動はエスカレートしてしまう
親が自分の心の傷を放置したまま、ただ、子供のためだけに頑張り過ぎると、「私は、あなたのためにこんなに頑張っているのに、どうして分かってくれないの!?」と子供を責めることになる可能性が高いです。
ですから、子供のために子育てを勉強し、勉強したことを実践しようとすることだけに意識を向けるのはとても危険です。
また、勉強したことによって、自分を変えようと努力することも、逆効果となることが多いので注意が必要です。
はじめにも書きましたが、新しいルールに従うことが、何かを守ることにはなりません。
むしろ、自分も守りたい相手も傷つけることになりやすいです。
目指すのは、不覚にも身に付けてしまった古いルールからの解放です。
ルールによってルールから解放されることはありません。
【目次】
- インナーチャイルド・ヒーリング(TOP)
- インナーチャイルド・ヒーリングとは
- インナーチャイルド・ヒーリングと子育て
- 親自身を子供こ頃からの我慢や頑張りから解放する方法
- 傷ついた親の心が、どのように子育てに影響するのか
- 補足:防衛機能について
- 「インナーチャイルドの癒し」的なことを物語風に表現しました