子供を追い詰めてはいけない

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子供に限らず、人の心を追い詰めてはいけません。

追い詰めると、その心は「救いを求めること」を諦め、その意識は破壊(自己破壊・他者破壊)に向かい始めます。

ですから、人には、常に『心の逃げ場』が必要です。

『逃げる』という言葉が付くので、悪い印象を持たれる方もいるかもしれませんが、『心の安心・安定を取り戻す場所』と説明すれば、理解していただけると思います。

 

『逃げ場所』があって、心の平静を取り戻せるから、理性的な行動が取れるようになるのです。

 

そんな『逃げ場』を持つことが出来る人間かどうかは、幼少期の経験、特に、家庭での経験が重要だと考えています。

逃げ場があると・・・

  • 父親に怒られれば、怒られた後で、母親に抱きしめてもらい、安心になって平静を取り戻す。その後、問題があるのならば適切な対処をする。
  • 母親に怒られれば、怒られた後で、父親に抱きしめてもらい、安心になって平静を取り戻す。その後、問題があるのならば適切な対処をする。
  • もし、子供が、学校など家の外でつらい目に合ったときは、父親や母親に抱きしめてもらい、安心になって平静を取り戻す。その後、問題があるのならば適切な対処をする。

 

もちろん、「問題があれば適切な対処をする」の主語は、もちろん、『子供』です。

子供は、安心にさえなれば、子供らしく適切に対処する十分な能力を持っていると思います。

親、もしくは、保護者とのそのようなやり取りを繰り返して成長すれば、自分の力で平静を取り戻せる人を探し、そして、平静を取り戻し、その時々に、適切な対処ができる人になるのです。

逃げ場が無いと・・・

ところが、

  • 母親が怒ったとき、父親も同じように怒る
  • 母親が怒ったとき、その後、父親はつらい気持ちの子供を放置する
  • 父親が怒ったときに母親も同じように怒る
  • 父親が怒ったとき、その後、母親はつらい気持ちの子供を放置する
  • 子供が、学校など家の外でつらい目に合ったとき、母親も父親もつらい気持ちの子供を放置する
  • 子供が、学校など家の外でつらい目に合ったとき、母親や父親がつらい気持ちの子供を叱りつける

 

といった対処をすると、子供に心の逃げ場はなくなってしまいます。

つらい気持ちは、我慢するしかありません。

また、自分のことは、自分で守るしかありません。


 

そんな環境で長く過ごしていると、いつも緊張感を感じ、他人にオドオドした雰囲気を感じさせるようになったり、逆に、他人に攻撃的になったりします。

また、「自分が悪いからこんな目に合うんだ・・」と自分を責め、自分が変化することで身を守ろうとすることもあります。

 

このような身構えた心の姿勢は、成長して大人になったからといって、変わるものではありません。

逆に、自分を追い詰め続けることになります。

 

 

 

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